1852年から1870年まで、豊原国周を名乗るまでの画姓変遷、年玉印以外の落款、大首絵、大顔絵、ミディアムショットなどの構図、感情表現、誇張と省略の漫画、ストーリテーラーなどを論じた。ここには追加で検討している事項を示す。内容次第で本文を書き換えることになる。
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1) 1867年4月~10月 パリ万国博覧会
加藤好夫氏のHP 浮世絵文献史料館の記載にもある様に、国周は絵を出品したことは分かっているが、どんな絵を出したのかその詳細は分からない。出品目録として、「明治期万国博覧会美術品出典目録 中央公論美術出版」が国会図書館(請求記号K3-G53)にあるが、そこには次のような記載があるだけで国周がどんな作品を出したのか不明だった。本件は、本文では割愛した。
北斎漫画 14冊 北斎画譜 3冊 浮世画譜 3冊 万職図考 5冊 北斎画本 1冊 万象写真図絵 3冊 花鳥山水 5冊 為斉画式 2冊
この目録を見ると、本研究の範疇を超えるが、色々疑問が湧いてくる。
2) 1858年 国周画 Victoria & Albert Museum 所蔵
検討中
3)1861年 国周画 Victoria & Albert 所蔵
検討中、 この花魁の揃い物として、6人目を発見
4)年代未確定 The Collection of Shigeru Oikawa
検討中 歌川華蝶楼画
5)年代未確定 The Collection of Shigeru Oikawa
検討中 歌川華蝶楼画 Amy Newlandも論文で引用していた作品
6)年代未確定 The Collection of Shigeru Oikawa
検討中 歌川華蝶楼画